【ケトジェニックダイエット】たくさん食べてなぜ痩せる?その理由を管理栄養士が解説

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ケトジェニックダイエットと聞くと、どんなダイエットを想像しますか?

糖質を減らしたダイエット法?

毎日の食事からご飯抜いとけばいいのかな?

こんなふうに考える方が多いと思います。

これは、これは半分正解、半分間違いです。

ケトジェニックダイエットには以下のような特徴があります。

ケトジェニックダイエットの特徴
  • 毎日の食事から糖質を抜く。
  • タンパク質を大量に摂る。
  • カロリー制限は行わない。

以上のように、食べる量に制限がないためダイエット中にひもじい思いをする事や、ダイエットが終わったとたん食べすぎてリバウンドするという事がありません。

そのような意味でとても続けやすいダイエットといえます。

「お腹いっぱい食べて痩せるなんて意味が分からない」という方もいると思います。

本記事では、ケトジェニックダイエットで痩せるメカニズムについて説明します。

この記事を書いた人

<プロフィール>

管理栄養士

いくつかの病院、介護施設で栄養指導の経験を積む。

現在は独立し、企業向けの栄養カウンセリングを行う。

ケトジェニックダイエットの素晴らしさを布教中。

詳しいプロフィールはこちらをご覧ください

目次

人はなぜ太ってしまうのか

ケトジェニックダイエットで痩せる仕組みを説明する前に、なぜ人は太ってしまうのかということを簡単に説明します。

人が太ってしまうメカニズム

人間は食物からエネルギーを作り出し、生命活動を行います。

エネルギーは糖質、脂質、タンパク質から作り出しますが、カラダは糖質を優先的にエネルギーに変えて行きます。

糖質を取りすぎてしまうと、下図のようなサイクルが出来てしまい太ってしまいます。

太ってしまうメカニズム

食物から糖質を摂る。

糖質からエネルギーを作り生命活動を行う。

消費されなかった糖質は脂肪としてカラダに蓄えられる。

このようなサイクルを糖質エネルギー回路と呼びます。

食事で取り込んだ糖質をエネルギーとして全部使い切ってしまえば問題ありません。

しかし使い切れない場合、糖質は脂肪に変わりカラダに蓄えられて行きます。

過度に脂肪が蓄えられてしまったのが肥満状態です。

糖質エネルギー回路から抜け出すのがケトジェニックダイエットの考えとなります。

糖質の代謝|国立大学法事 大阪教育大学

https://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~ioku/foodsite/eiyouso/tousitu-w.htm

ケトジェニックダイエットで痩せるメカニズム

ケトジェニックダイエットでは、まず毎日の食事から糖質を断ちます。

こうすることで、下図のようなサイクルが生まれます。

糖質を断つ事でカラダの中で起こる変化

糖質がカラダに入って来ない。

体脂肪を使ってエネルギーを作る。

カラダが体脂肪を使うことに慣れる。

体脂肪を消費しやすいカラダとなる。

このサイクルをケトン体回路と呼びます。

そしてこの状態をケトーシス状態と呼びます。

一見良いことばかり見えるケトーシス状態には1点デメリットがあります。

それは、体脂肪をエネルギーとして消費する際に筋肉も一緒にエネルギーに変換されてしまう事です。

そのため、糖質を断っただけでダイエットを行なってしまうと、筋肉が衰えてしまいます。

そこで、ケトジェニックダイエットでは筋肉を維持するためタンパク質を大量に接種する事を推奨しています。

これにより、筋肉は維持したまま脂肪だけを減らすことが出来るのです。

これが、ケトジェニックダイエットで痩せることが出来る理由となります。

低炭水化物食や断続的断食による減量メカニズム

https://www.amed.go.jp/news/release_20191105.html

まとめ

本記事では、ケトジェニックダイエットで痩せる仕組みについの概要を説明しました。

ケトジェニックダイエットを行うことで私自身も健康的なカラダを維持しています。

ここで重要な補足をします。

糖質は摂り過ぎることが悪いのであって、糖質そのものはカラダを維持するのに必須の栄養素であるという事です。

ケトジェニックダイエットを行う際には糖質を取らない期間が長くなり過ぎないよう注意が必要となります。

やり方についてはこちらのブログで解説していますので、チャレンジする際には参考にして下さい。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

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