【ケトジェニックダイエット】管理栄養士が解説 摂るべき&避けるべき食材

目次

はじめに

「ケトジェニックダイエットを始めたいけど、何を食べれば良いの?」と悩まれていませんか。

ケトジェニックダイエットでは、食材を以下の4つのグループに分類しています。

グループA:「必ず摂るべき」

グループB:「摂っても良い」

グループC:「できれば避けるべき」

グループD:「避けるべき」

このA~Dのグループを意識しながら食材を選べば、効率よくダイエットを行うことが出来ます。

ケトジェニックダイエットを行う際の、食材選びの参考にして下さい。

この記事を書いた人
ささ

<プロフィール>

管理栄養士

総合病院、クリニック、介護施設などで栄養指導の経験を積み独立。

現在は主に企業向けの栄養指導を実施。

これまで約2,000名に対し、栄養指導を行いダイエットや食生活改善をサポート。

自身でもケトジェニックダイエットを実践し効果を実感。

ケトジェニックダイエットの素晴らしさを布教中。

詳しいプロフィールはこちらをご覧ください

◆食材選びの考え方

ケトジェニックダイエットでは糖質をカットし、体に蓄えられた脂肪をエネルギーに変える事で体重を落とします。

また、良質な脂質、タンパク質、野菜をたっぷり摂ることをオススメしています。

そのため、以下のような考え方で食材を選んでいきます。

摂るべき食材

良質な脂質、タンパク質、野菜を含む食材(グループA、グループB)

避けるべき食材

糖質を多く含む食材(グループC、グループD

それでは具体的な食材を解説していきます。

グループA:摂るべき食材

このグループの食材をメインに食べるようにして下さい。

肉・魚・卵・大豆

タンパク質を多く含む食材です。積極的に摂るようにしましょう。

【肉】牛肉、豚肉、鶏肉など。赤身の牛肉は特にオススメ

【魚】魚介類全般。特にサバやイワシ等の青魚がオススメ

【卵】鶏卵など

【大豆】豆腐、納豆、油揚げなどの加工製品もOK。

葉野菜・きのこ・果物

タンパク質と同量以上を摂るのが理想です。

【葉野菜】葉野菜全般。キャベツ、レタス、ブロッコリーなど

【きのこ】きのこ類全般。しいたけ、しめじ、マッシュルームなど

【果物】アボカドがオススメ。糖質の多い果物は避けたほうが無難。

オメガ3脂肪酸・中鎖脂肪酸

脂肪を燃焼させるのに重要な役割を果たします。

ここでは以下の食材に含まれると考えってもらえばOKです。

【オメガ3脂肪酸】えごま油、あまに油、DHA・EPAなど

【中鎖脂肪酸】ココナッツオイル、MCTオイルなど

一日小さじ1杯程度を目安に摂るようにしましょう。

難し場合は、サプリメントの利用も有効です。

グループB:摂っても良い食材

積極的に摂る必要はありませんが、食べても問題ありません。

クルミ、オリーブオイルなど積極的に摂ることをオススメする食材も含まれます。

根菜

葉野菜に比べ糖質を多く含みます。

摂ること自体は問題ありませんが、取りすぎには注意が必要です。

【根菜】大根、ニンジン、ごぼう、レンコンなど

乳製品

糖質が多く含まれるものがあります。

無糖、低糖タイプのものを選べばOKです。

【乳製品】牛乳、チーズ、バター、ヨーグルトなど

ナッツ類

基本的に食べてもOKです

クルミはオメガ3脂肪酸を多く含むため積極的に摂るようにします

カシューナッツは糖質が多く含まれるため摂りすぎに注意しましょう。

【ナッツ類】特にクルミはオススメ。

オメガ9脂肪酸

基本的に食べてもOKです

酸化し難いため調理油に向きます。

特にオリーブオイルは抗酸化作用が強いためオススメです。

【オメガ9脂肪酸】オリーブオイル、なたね油、紅花油など

グループC:出来れば避けるべき食材

出来れば食べない方が良いですが、どうしてもという場合には少量を摂るようにしましょう。

完全に糖質を断っている期間は取らないようにして下さい。

穀物

一般に主食と呼ばれる、ご飯・パン・麺類はこのグループです。

多くの人にとって、カラダがこのグループの食材に依存する中毒のような状態です。

ケトジェニックダイエットでは、このグループの食材依存からの脱却を目指します。

【穀物】米、小麦など

オメガ6脂肪酸

広く一般の植物油に含まれます。

少量であれば、コレステロール値を低下させるなどの効能があります。

摂り過ぎると動脈硬化や高血圧のリスクが高まります。

少量を摂るようにしましょう。

【オメガ6脂肪酸】コーン油、大豆油、ごま油、サラダ油など

グループD:避けるべき食材

取らないほうが良い食材です。

糖類

ケトジェニックダイエットでは糖を断って、脂肪を燃やす事で減量を行います。

砂糖に代表される糖類を摂ることでダイエットの効果がなくなってしまいます極力取らないようにしましょう。

また、多くの人口甘味料についても血糖値が上がってしまいますので取らない方が無難です。

【糖類】糖類全般。エリスリトールはOK。

摂っても良い甘味料

砂糖に代表される糖類および、人口甘味料については避けるべきと説明しましたが、下記については摂っても良いものとなります。

甘味料メリットデメリット備考
キシリトール血糖値を上げにくい大量に摂る下痢の原因となる
ソルビトール血糖値を上げにくい大量に摂る下痢の原因となる
エリスリトール血糖値を上げにくい特になしエリスリトールを含む製品
「ラカントS」、「パルスイート」など
ラクチトール血糖値を上げにくい大量に摂る下痢の原因となる

自宅で料理する際には、砂糖の代わりにエリスリトールを主成分とする甘味料を使うようにしましょう。

◆最後に

ここまで読んできて、グループC、グループDの食材を断つのは無理と思われる方が多くいるのではないでしょうか。

当ブログでは、この枠を意識しますが、あまり厳格にならないようなダイエットを紹介します。

ルールをゆるくしても、やり方さえ間違えなければ結果はついてきます。

実際に、私は厳格ではないルールの中でも健康に痩せていく人をたくさん見てきました。

まずは行動することが大切です。

最初の一歩を踏み出してみましょう。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次